Reports for WPF は、いずれも Reports for WinForms の一部となった WinForms 製品である Reports for .NET と Preview for .NET に基づき、WPF 環境に適応するレポートおよびドキュメント生成エンジンを備えています。
WinForms コンポーネントに類似した以下の2つのコンポーネントが提供されます。
これらのコンポーネントの両方とも、System.ComponentModel.Component から派生します。それ自体は、Visual Studio のツールボックスまたは WPF ウィンドウやページ上に直接配置することはできません。C1DocumentViewer コントロールには、C1Report および必要なすべての配線(必要なシステム DLL およびライセンスへの参照など)をすばやくプロジェクトに追加する便利な方法が用意されています。ただし、C1Report または C1PrintDocument は、標準 DocumentViewer でも表示できることに注意する必要があります。そしてもちろん、すべての印刷およびエクスポート機能は、C1Report および C1PrintDocument コンポーネントを介して直接アクセスできます。
以前の Preview for WinForms および Reports for WinForms 製品の既存のユーザーは、従来 C1Preview と C1Report が異なるアセンブリによって別個の製品として出荷されていましたが、今回のリリースでは、2つのコンポーネントが、同一のアセンブリによって新しい複合 Reports for WinForms として提供されることに注意してください。C1Report ユーザーの場合、主な相違点は、今回のリリースでは C1Report 名前空間が C1.Win.C1Report から C1.C1Report に変更されたことです。それ以外のユーザーの場合、今回のリリースで提供される C1Report コンポーネントは、以前の C1Report の WinForms バージョンと下位互換性があります。Reports for WPF に含まれる C1PrintDocument コンポーネントは、WinForms バージョンとほぼ(ただし、100% ではない)互換性があります(詳細については、「WPF バージョンと .NET 2.0 バージョンの相違点」を参照してください)。